昭和六年十月二十一日 東京築地本願寺 再建起工式
関東大震災で焼失した築地本願寺の再建に際し、1931年10月21日に挙行された起工式の記録映画。本堂は耐震・耐火性能を重視して鉄筋鉄骨コンクリート造となったが、起工式はその鉄骨の柱に囲まれた中で行われ、設計者である伊藤忠太東京帝国大学名誉教授が報告する様子も収められている。現在は重要文化財となっている本堂は1934年に竣工した。
作品詳細
- 作品番号
- ST000212
- 映画題名
- 昭和六年十月二十一日 東京築地本願寺 再建起工式
- 映画題名ヨミ
- ショウワロクネンジュウガツニジュウイチニチ トウキョウツキジホンガンジ サイケンキコウシキ
- 製作年月日
- 1931
- 時間(分)
- 17
- サウンド
- サイレント
- カラーの種類
- 白黒
- 製作会社
- 築地本願寺
- 検閲番号等
- 1931年11月5日
F12438、日、實、時事、東京築地本願寺再建起工式、1巻、305m、築地本願寺(製作者、申請者とも)、免 - フィルム映写速度
- 16
- 備考
- 元素材は、2006年度に株式会社育映社より受贈した35㎜可燃性オリジナルネガフィルムより作製した35㎜不燃性上映用ポジフィルム。この35mmプリントは2008年度の上映企画「発掘された映画たち2008」において上映されている。
検閲時報の記載と比べると、元素材である上述のフィルムの尺長は305.126mであることから、完全版であると考えられる。 - 参考文献
- 「特集 関東大震災を振り返る―関東大震災100回忌に向けて―(話:増山一成)」(『築地本願寺新報』第897号、2022年)6-13頁