建国の春
1932年3月1日に建国した満洲国の執政となる愛新覚羅溥儀の就任を巡る3日間を記録した作品。前年の満洲事変後、関東軍の庇護を受けていた溥儀が、正妻・婉容とともに3月8日に湯崗子を出発し、新京となる長春へ移動。翌9日に市政庁舎において就任式が行われ、翌10日にかけて慶祝ムードに溢れる街中の様子を、映画は点描していく。
作品詳細
- 作品番号
- ST000129
- 映画題名
- 建国の春
- 映画題名ヨミ
- ケンコクノハル
- 製作年月日
- 1932
- 時間(分)
- 23
- サウンド
- サイレント
- カラーの種類
- 白黒
- 製作会社
- 南満洲鉄道株式会社弘報係
- スタッフ
- 満鉄弘報係(早川弘二)[撮影]芥川光蔵[構成]
- 検閲番号等
- 1932年4月12日
G7261、日、實、時事、建國の春、3巻、722m、満洲鐵道株式會社(製作者、申請者とも)、免 - フィルム映写速度
- 18
- 備考
- 元素材は、アメリカ議会図書館より返還された35㎜ポジプリントを不燃化して作成された16㎜インターネガ。メインタイトルは欠落をしているが、返還されたフィルムに残された書き込みから確定させた。
- 参考文献
- 東京国立近代美術館フィルムセンター編『FC フィルムセンター11 日本の記録映画特集―戦前篇⑴』(東京国立近代美術館、1973年)12頁